交通事故のあとに悩むことの一つが、
- 保険を使うべきか
- 保険料はいくら上がるのか
という点です。
修理費が高額な場合は保険を使うこともありますが、
事故によっては 翌年以降の保険料が上がることがあります。
ただし、保険料の変化は
- 等級の変化
- 事故の種類
- 契約条件
などによって異なります。
この記事では
- 保険を使うと保険料がどう変わるのか
- 等級ダウンの仕組み
- 保険を使うか判断する目安
を整理して解説します。
結論|保険を使うと等級が下がり保険料が変わることがある
自動車保険には
ノンフリート等級制度という仕組みがあります。
これは、事故の有無によって
保険料の割引率が変わる制度です。
事故で保険を使うと
- 等級が下がる
- 割引率が変わる
ことで、翌年以降の保険料が上がることがあります。
出典:日本損害保険協会「ノンフリート等級別料率制度」(参照日:2026/03/12)
自動車保険の等級制度
等級は1〜20等級
自動車保険では
1等級〜20等級
の等級制度があります。
一般的に
- 等級が高い
- 事故がない
ほど保険料の割引率が高くなります。
出典:日本損害保険協会
事故を起こすと等級が下がる
事故で保険を使うと
- 3等級ダウン事故
- 1等級ダウン事故
などの扱いになります。
例えば
10等級
↓
事故で保険使用
↓
翌年7等級
のように等級が下がります。
事故有係数とは?保険料が上がる仕組み
自動車保険では、事故で保険を使用すると
**「事故有係数適用期間」**が設定されることがあります。
これは、事故歴がある契約に対して
一定期間保険料の割引率が変わる仕組みです。
出典:損害保険料率算出機構「ノンフリート等級別料率制度」(参照日:2026/03/12)
3等級ダウン事故
一般的な事故で保険を使用した場合は
3等級ダウン事故になることがあります。
例
10等級
↓
事故で保険使用
↓
翌年7等級
また、7等級以上の契約では
事故有係数適用期間が3年間となることがあります。
この期間は「事故あり」の割引率が適用されるため、
通常より保険料が高くなる場合があります。
1等級ダウン事故
事故の内容によっては
1等級ダウン事故として扱われることがあります。
この場合
- 等級:1等級ダウン
- 事故有係数適用期間:1年間
となることがあります。
保険料はどれくらい上がる?
保険料は
- 車種
- 年齢
- 契約条件
によって変わるため、
具体的な金額は契約ごとに異なります。
ただし、一般的には
3等級ダウン事故の場合
翌年以降の保険料が
数万円〜十万円程度変わるケースもあります。
出典:日本損害保険協会
等級が低いと自動車保険に入れない?
自動車保険では、等級が低い状態が続くと
契約の継続に影響する場合があります。
特に 2等級以下になると、
保険会社の引受基準によっては
- 契約更新ができない
- 別の保険会社への加入を案内される
ケースもあります。
自動車保険は各社が引受基準を設定しているため、
事故状況や契約条件によって扱いが異なる場合があります。
出典:日本損害保険協会「自動車保険の等級制度」(参照日:2026/03/12)
ただし、等級が低い場合でも
自動車保険に加入できなくなるわけではありません。
条件に合う保険会社を探すことで
契約できるケースもあります。
保険を使うか判断する目安
事故後によくある判断は次の通りです。
修理費が少額
→ 保険を使わない
修理費が高額
→ 保険を使う
判断が迷うケース
→ 保険会社へ相談
保険会社へ事故連絡をしたからといって、
必ず保険を使う必要があるわけではありません。
修理費や保険料の影響を確認してから
判断することもできます。
実務経験から見る判断ポイント
事故後の現場では
「保険を使った方がいいですか?」
と相談されることがあります。
ただ、実際には
- 修理費
- 等級
- 保険料
によって判断が変わります。
例えば
- 修理費が数万円
→ 自費の方が安いケース - 修理費が数十万円
→ 保険を使うケース
などです。
そのため、事故後は
修理費と保険料の影響を比較して判断する方法もあります。
保険内容を確認する方法
事故後は
- 保険料
- 補償内容
- 特約
を確認する機会になることがあります。
ただし、必ずしも
保険を変更する必要があるわけではありません。
現在の契約内容が適切かどうかを整理する方法として
保険の比較サイトで条件を確認するという選択肢もあります。
保険料や補償内容は会社ごとに違うため、
現在の契約と他社の条件をまとめて確認できることがあります。
交通事故の対応は、事故の状況によって判断が必要になる場面もあります。
事故直後の対応手順や保険手続きの流れについては、
こちらの記事で全体の流れを整理しています。
まとめ
事故で保険を使うと
- 等級が下がる
- 事故有係数が適用される
ことで保険料が上がることがあります。
また、等級が低い状態が続くと
契約更新に影響する場合もあります。
ただし、保険を使うかどうかは
- 修理費
- 等級
- 保険料
によって判断が変わります。
事故後は
- 保険会社への相談
- 契約内容の確認
を行ったうえで判断する方法もあります。

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