交通事故のあと、警察から
「物損事故にしますか?人身事故にしますか?」
と確認されることがあります。
ただ、
- 物損事故と人身事故の違い
- どちらになるのか
- 後から切り替えできるのか
が分かりにくいと感じる方も多いかもしれません。
結論からいうと、
物損事故は「物の損害のみ」
人身事故は「けがが発生した事故」
として扱われます。
この記事では、
- 物損事故と人身事故の違い
- 人身事故への切り替え
- 保険手続きへの影響
を実務の視点も交えて整理します。
結論|人身事故は「けが」、物損事故は「物の損害」
交通事故は、警察の取り扱いとして
物損事故
車や物の損害のみ
人身事故
人がけがをした事故
として分類されます。
人身事故の場合は、警察が負傷の事実を確認するため、
医師の診断書の提出が必要になります。
出典:警察庁「交通事故事件捜査要領」(参照日:2026/03/12)
物損事故とは
車や物だけが損害を受けた事故
物損事故とは、
- 車両の損傷
- ガードレール
- 電柱
- 建物
など、物の損害のみが発生した事故です。
例えば
- 駐車場での接触事故
- 追突による車両損傷
などが該当します。
警察の扱い
物損事故では、警察は
- 事故の記録
- 当事者情報
などを確認しますが、
刑事事件としての捜査は行われないケースが一般的です。
ただし、事故状況によっては
交通違反として処理されることがあります。
出典:警察庁「交通事故統計」(参照日:2026/03/12)
人身事故とは
事故によってけがをした場合
人身事故とは、交通事故によって
- 打撲
- むち打ち
- 骨折
などのけがが発生した事故です。
軽い痛みでも、医療機関で診断を受けて
診断書を警察へ提出すると人身事故として扱われることがあります。
警察の扱い
人身事故の場合、警察は
- 事故状況の調査
- 当事者の事情聴取
などを行います。
また、事故の内容によっては
過失運転致傷などの刑事事件として扱われる可能性があります。
出典:警察庁「交通事故事件捜査要領」(参照日:2026/03/12)
物損事故から人身事故への切り替え
後から切り替えることもある
交通事故では、事故直後は痛みがなくても
後から症状が出ることがあります。
その場合、
1 医療機関で診察
2 診断書を取得
3 警察へ提出
という流れで、人身事故へ切り替えるケースがあります。
切り替えの期限は明確に決まっていない
人身事故への切り替えについては、
法律上の明確な期限は定められていません。
ただし、事故から時間が経つと
- 事故との因果関係
- 症状の確認
が難しくなることがあります。
そのため、体調に異変を感じた場合は
早めに医療機関を受診することが重要です。
出典:日本損害保険協会(参照日:2026/03/12)
保険手続きへの影響
自動車保険の補償
交通事故では、
- 対物賠償保険
- 対人賠償保険
などが使われることがあります。
対人賠償保険は、
事故で相手がけがをした場合の補償です。
出典:金融庁「自動車保険の基礎知識」(参照日:2026/03/12)
物損事故でも治療費が発生することはある
事故の取り扱いが物損事故でも、
- 後からけがが判明する
- 治療が必要になる
ケースがあります。
その場合、事故状況や契約内容によって
保険会社が対応することがあります。
実務経験から見る事故の扱い
現場感覚でいうと、事故直後は
「けがはないと思う」
と判断されることもあります。
ただ、事故直後は興奮状態のため、
痛みを感じにくい場合もあります。
実際の事故では、
- 翌日になって首が痛くなる
- 数日後に症状が出る
といったケースもあります。
そのため、事故後に体調の異変を感じた場合は
早めに医療機関を受診することが重要です。
交通事故の対応は、事故の状況によって判断が必要になる場面もあります。
事故直後の対応手順や保険手続きの流れについては、
こちらの記事で全体の流れを整理しています。
よくある質問
Q 物損事故のままでも保険は使える?
車の修理費などは
対物賠償保険などで対応する場合があります。
Q 人身事故にすると不利になる?
事故の扱いは、
実際の状況に応じて決まります。
けががある場合は、
適切に手続きを行うことが重要です。
まとめ
交通事故では、
物損事故
物の損害のみ
人身事故
人がけがをした事故
として扱われます。
事故直後は問題がなくても、
後から症状が出ることもあります。
そのため、
- 事故後の体調変化
- 医療機関の受診
には注意することが重要です。

コメント